GMPを勉強しよう-11-ジョンリーの来日セミナーのテーマが決まりました

私の米国のパートナーで、コンサルテーションの先生でもあるジョンリー氏(現コンサルタント:元製薬会社品質保証部長:元FDA査察官)の来日セミナーのテーマが決まりました。

すでにスライドは全て入手済みですが、これから時間配分や注目分野を考慮して、日本のセミナー用にアレンジしていきます。

今回は、できれば1日コースを2テーマ実施したいと考えております。
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テーマ1:FDA Trends and QA Oversight(FDAのトレンドと品質監督)

11月12日(木)午前10時~午後5時(午後5時~6時まで自由参加によるQ&Aセッション)

“Quality Oversight"という言葉は、FDAだけでなくEU GMPでも使われています。例えば、今ホットな話題のEU Annex 15:Qualification and Validation の中にも出てきます(§1.3 However, there should be appropriate quality oversight over the whole validation life cycle.)。品質監督のために、QA部門は製造現場に駐在するなど(注:CGMP要件ではありませんが、業界で実践されています)、QA部門が果たすべき責任を全うしています。この「QA監督」は、最も多い指摘事項の一つでもあります。今まで散発的に情報発信していましたが、まとまった情報を専門家の立場から提供いたします。品質監督のスライドは108枚です。
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テーマ2:Recent FDA CGMP Interpretations, Regulations and Guidance(CGMPの解釈、規則とガイダンス)

11月13日(金)午前10時~午後5時(午後5時~6時まで自由参加によるQ&Aセッション)

FDAの最近の規制や方針など、CGMP遵守に関する情報のアップデートのための内容です。FDASIA(未だ適訳が定着していません:仮に「FDA安全及び革新法」とさせていただきます。)のハイライトや業界の懸念などの法の解釈や、品質契約、βラクタム医薬品、ANDAの安定性試験、分析手順とバリデーション、注射剤の許容過剰充てん量など、最近2年間に出されたガイダンスを中心に、注目分野の情報をアップデートできるように解説します。
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FDA査察を準備されている方には、特にご参加いただきたいテーマです。