技術者のプレゼンテーション

日常のビジネス・シーンや学術発表の場では、コンピュータを使ったプレゼンテーション(以下、プレゼント略す)が常識になっています。コンピュータ・ソフトの活用で、誰でも簡単にプレゼン・ツールを作成できるようになりました。しかし、伝わりやすく、記憶に残るスライドを作成する工夫や、発表のテクニックなどコンピュータ・ソフトがカバーできないところで、プレゼンテーションの良し悪しが決まります。

そこで、GMPのビジネスシーンにおける効果的なプレゼンのノウハウを、追々書き込んでいきたいと思います。お伝えすることは3つです。

・プレゼンの事前準備
・プレゼン資料の作成技術
・プレゼンテクニック

それぞれが重要ですが、以下のトレーニングプログラムの内容から、更に重要なところをピックアップしてブログに載せるつもりです。

まず行ってほしいことは、「私は何のためにプレゼンを行うのか」自問自答することです。

プレゼンは、目的によってアプローチが異なります。技術系のプレゼンとビジネス/プロモーションのプレゼンの違いを知っておくことも大切です。

例えば、図のようなスライドで業務に余裕が必要だと伝えても、効果はありません。ここは、数字とグラフが説得力を持つ場面です。

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提案なのか、報告なのか、教育なのか、相談なのか、売り込みなのか。プレゼンの目的を明確にしましょう。

1)プレゼンテーションの構想
(ア)目的を決める
(イ)要点を抽出する
(ウ)資料・データを集める
(エ)論理展開を考える
(オ)時間配分を決める

2)配布資料の作成
(ア)レジュメ
(イ)テキスト
(ウ)スライドの配布資料
(エ)添付資料
(オ)見本

3)事前練習
(ア)チェックする内容
(イ)発表メモを作成する
(ウ)人前で練習する
(エ)時間を調整する
(オ)質問を想定する

4)会場の検討
(ア)部屋の広さ
(イ)天井の高さ
(ウ)机の配置
(エ)スクリーンの場所
(オ)機器の操作と調整

2.スライドの作成技術

1)スライド作成の基本姿勢
(ア)スライドの枚数
(イ)スライドの内容
(ウ)スライドの文章
(エ)スライドの文字
(オ)スライドの効果

2)スライド作成の技術
(ア)背景の選び方
(イ)文字の使い方
(ウ)色の使い方
(エ)図表の使い方
(オ)イラストの使い方

3)スライドの構成
(ア)タイトル
(イ)発表内容
(ウ)要点
(エ)データ・事例
(オ)結論

3.プレゼンテーションの実施

1)機器の使用
(ア)プロジェクター
(イ)マイクとスピーカ
(ウ)ポインタ
(エ)黒板

2)発表の技術
(ア)姿勢
(イ)話し方
(ウ)ボディー・ランゲージ
(エ)アイ・コンタクト
(オ)板書の仕方

3)進行の仕方
(ア)オープニング
(イ)時間配分
(ウ)確認
(エ)クロージング
(オ)質疑応答