今週はFDA Warning letterが3通掲載されました。
CDERが発出した警告書は、今年度すでに47通になっています。多いですね。ちなみにFDAの年度末は9月末日です。
今週は、FDA Warning letterが3通掲載されました。以下の通りです。
WL#:CMS Case # 533923
日付:2018年4月18日
発行オフィス: OPQO Division II
対象会社: Phase 4 Pharmaceutical, LLC(米国)
対象品: OTC医薬品(経皮貼付剤)再包装業者
査察期間:2017年4月26日~5月2日
回答受理日:2017年5月22日付
GMP違反:4項目
掲載サイト: https://www.fda.gov/ICECI/EnforcementActions/WarningLetters/ucm605283.htm
指摘は、1)出荷判定試験; 2)包装表示; 3)品質部門; 4)プロセスバリデーション; 5)バッチ記録に関する4項目です。包装表示ラインでWarning letterの指摘を受けるのは珍しいケースです。
WL#: 320-18-46
日付:2018年4月18日
発行オフィス: CDER
対象会社:Degasa SA De CV(メキシコ)
対象品: OTC医薬品
査察期間:2017年9月4日~8日
回答受理日:2017年9月28日
GMP違反:2項目
掲載サイト: https://www.fda.gov/ICECI/EnforcementActions/WarningLetters/ucm605390.htm
指摘は、1)製品の微生物試験; 2)試験データの保持に関する2項目です。試験データはデータインテグリティの問題ですが、この会社は水のモニタリングデータや消毒データも欠落していたようです。
WL#: 320-18-47
日付: 2018年4月19日
発行オフィス: CDER
対象会社: Lijiang Yinghua Biochemical and Pharmaceutical Co., Ltd.(中国)
対象品: API
査察期間:2017年10月16日~20日
回答受理日:2017年11月3日
GMP違反:4項目
掲載サイト: https://www.fda.gov/ICECI/EnforcementActions/WarningLetters/ucm605392.htm
指摘は、1)コンピュータシステムの管理; 2)試験データの保持; 3)逸脱調査; 4)文書の承認に関する4項目です。データインテグリティの問題が指摘されています。