ワークショップの課題を作ろう(3)

 

あなたの役割

ここからは演習における設定です。

あなたは、上記の評価をレビューするA社品質部門の責任者です。担当者から、次の説明を受けました。

「以上の理由から、最低の重大性レベルでよいと考えました。この評価を承認してください。」

手元にある情報は与件に示されたものだけです。出荷数量、正確な不良率、患者による検出の実証データなどは提示されていません。

不明な数値を推測してリスクスコアを計算する必要はありません。「この情報では判断できない」という回答も認めます。ただし、「何が判断できないのか、何を追加で確認するのか、確認できるまでどのように対応するのか」を説明してください。

 

進め方

4グループで行う場合の例です。各グループは6名を目安とします。

※ここでの設定は、グローバルGMP講座のワークショップを前提にしています。この講座では約1週間前に資料を配布しているため、参加者には与件を理解するための事前の知識があります。

まず個人で考えてから、グループディスカッションに進みます。意見が一致しなかった点は、無理に一つの結論にまとめず、そのまま残しておきます。

 

設問

設問は、ワークショップの時間や目的に応じて変えることができます。

上記の進め方のように短時間で実施する場合は、できるだけ単純で、短時間で考えられる設問に絞ります。たとえば、「記入用ワークシート」の5と6だけを設問として使ってもよいと思います。

一方、十分な時間が取れ、参加者に段階を追って考えてもらいたい場合は、「記録用ワークシート」の中から、目的にあった設問を追加していくとよいでしょう。

ブログを一人で読んでいる方も、よろしければここで一度、自分の考えを書いてみてください。

全部の項目を埋める必要はありません。時間がなければ、最後の「現時点の判断」と「その理由」だけでもかまいません。読むだけで終わるのと、実際に自分で判断して言葉にしてみるのとでは、少し見えてくるものが違います。

以下に、今回のケースで使用できる「記入用ワークシート」を掲載します。

【(4)に続く】