マイGMPということ(1)
「それを、私はマイGMPと呼んでいる」という言葉を聞いて、なるほどそれはいい言葉だと思った。それを一言で言い表している。だから、皆さんにも知ってほしい。
「それ」というのは、こんな話をしているときのことです。
私のような仕事をしていると、間違ったGMPの解釈によく遭遇します。最初はどうして間違えるのだろうと、疑問が生じたものでした。経験を積んできて、何度も同じ場面に出くわして話をしているうちに、理由がだんだん明らかになりました。今の私は、その理由を「誤解四天王」と称して、セミナーなどで注意を促しています。
この「誤解四天王」(実際には4つではなく、もっと多い)のような条件でGMPを解釈すると、間違ったGMPの解釈をすることになります。
そんな話をしていた時に、先ほどの「それを、私はマイGMPと呼んでいる」と言ってくれた方がいたのです。この方が言ったのは、解釈の条件で注意すべき「誤解四天王」のことではなく、その結果として起きた「間違ったGMPの解釈」のことです。
私は手を打って(表現の誇張で実際はそうしてません)「これはいい言葉だ。この言葉大賛成です。これから私にも使わせてください」と言ったのが「マイGMP」のいきさつです。
論理的に結論を導いて正しい判断をしたと思っても、それは一人誤解の「マイGMP」かもしれません。
私たちは論理展開をするときに、よく三段論法という手法を用います…<続く>