Warning letterが1通掲載されました

Nature’s Pharmacy & Compounding Center   ■2014/05/28 ホームページ掲載

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WL#:14-ATL-07

日付:May 9, 2014 

発行オフィス:Atlanta District Office

対象会社:米国の調剤会社

対象品:無菌医薬品

査察期間:2013年11月12~22日

CGMP違反:7項目

掲載サイト:

http://www.fda.gov/ICECI/EnforcementActions/WarningLetters/2014/ucm398298.htm

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このところ、調剤薬局のWarning letterが続いています。いずれも、製品リスクの高い無菌医薬品に関する指摘事項です。しかし、指摘が基本的要件過ぎて、製薬会社のGMP遵守の参考になるかといえば、ならないように思います。たとえば;

1.無菌工程および滅菌工程のバリデーションなどできていず、無菌医薬品の汚染防止に関わる手順書が適切ではない。

2.部屋や装置のクリーニングと殺菌の適切なシステムを確立していない。

3.環境モニタリングの適切なシステムを確立していない。

4.適切な試験室の評価ができていない。

5.医薬品の保管条件や有効期限の決定に、安定性試験の結果が使われていない。

6.無菌工程区域にHEPAフィルターでろ過した適切なエアーを供給していない。

7.製造担当者の適切な保護衣の着用を保証していない。

これ以上の具体的な状況が出ていませんね。