行動分析学の本を買い込んだ

Learning  Organizationを構築する手法をもう一度考え直すには、いろいろな領域を学ばなければならないかもしれない。それほど幅広いわけではないが、学際的な世界だと思う。(…今日は「だ調」の文章になりそうだ)

そこで、少しGMPを横において、いろいろな本を読んでいる。ビジネス書をがんがん読んでいたのはもう20年以上前の話なので、その間のギャップを埋めて、過去の記憶を呼び起こし、今流のアプローチを身につけなければならない。

どうしてこんなことになったのか?周りの人からは、突然の方向転換のように見られるかもしれない。しかし、もともと経営やマーケティングが自分のドメインだった。それが、いろいろなことがあって、GMPの世界に入っていった。

GMPの世界は、これはこれでとてもおもしろい。だが、経営とGMPの乖離が非効率やトラブルを生み出しているように感じた頃から、GMPの領域で組織経営のようなものが必要だと感じた。

そこで、いつか、もっとGMPが理解出来、GMP組織の共通の問題点や課題がわかってきたら、経営学とGMPを結びつけてみようと考えていた。もう10年越しになる。そして、今年の夏に気絶しそうな暑さの中で、ふっと「来年かな」と思った。

そこで、1年かけて準備することにした。まずは、今までの経験と知識を整理して構想をまとめるためのブログづくりをした(GMP経営も仮想製薬工場も自作のサイトです)。ぼちぼち書きはじめて、ここまで来るのに2ヶ月かかった。ここまでは力仕事でやってきたが、これからは頭を使う仕事だ。

品質を維持しつつ、より効率的でコストパフォーマンスの高い組織づくり、これを実現したい。うまくいくかどうかわからない。しかし、あまりやる人はいないだろうから、チャレンジしようと決意した。GMPコンサルを捨てたわけではない。両輪で動ければいいなと思っている。この構想は、GMPもアップデートしていなければできないので、これからは「GMP」と「経営」の両方を磨いていくことになる。

Learning Organization-自分の理想とするGMP組織だが、その前に課業分析と作業量分析が必要だと感じた。それを調べていたら、芋づる式に出てきたのが、行動分析学だった。科学的管理法のイメージがあって、ちょっと引いたが、実際には別ものだ。そこで、本を3冊買い込んで、今読んでいる。これらの本から学ぶべきものがあれば、このブログで紹介したいと思う。

・杉山尚子 『行動分析学入門』集英社新書

・石田淳 『短期間で組織が変わる行動科学マネジメント』ダイヤモンド社

・島宗理 『リーダーのための行動分析学入門』日本実業出版社

そして、週末は「行動経済学」のセミナーに参加する予定だ。