西山経営研究所の由来
「西山経営研究所の西山と申します。」お客様に名乗ると、一瞬沈黙されることがある。その次に「はぁ…どのような…」という会話になる。そう、一瞬引かれるんです。
西山経営研究所は、屋号です。私は個人事業者として、コンサルタント(中小企業診断士)をしています。開業しはじめの頃、経営コンサルタントの仕事ではあまり問題ないのですが、GMPの仕事になると窓口で引かれたものです。
GMPの仕事が主流になった頃に、屋号を変えようかと思ったこともあります。でも、面倒なのでやめました。
屋号の西山経営研究所は、考えた末に決めたわけではありません。
当時の私は、サラリーマンを辞めて病気治療中でした。中小企業診断士のある分科会に所属していました。そこで、会員の住所録を作成することになりました。
職業欄には、経営している会社、個人事業者は屋号、サラリーマンは会社名を書くのですが、私は無職でした。それを見て、会長がこう言ったんです。
「無職はだめ。西山経営研究所にしなさい」と即決でした。
そのまま、西山経営研究所を屋号として名乗っています。その後、病気が快方に向かってきたところで、コンサルタントの仕事をするようになり、税務署に開業届を出しました。そのときにも屋号を考えたんですが、名前負けしてもな…と思い無難な西山経営研究所で届け出ました。
結局、自分で考えた屋号ではないばかりか、気の利いた屋号を考えようと思ったときも、まあいいかって感じで今まで来ました。
今になって思えば、名前に執着しなくてよかった。GMPコンサル業界で多いカタカナ名ではなく、漢字で違和感があって目立っているし、名刺も縦書きで作れる。今だに電話越しで引かれることがあるけれど、よしとしよう。