う~ん…..といったきりじゃ何にも生まれない
最近のニュース(STAP細胞、ランバクシー、TPP)で感じたことだ。業績やビジネスの発展を目指す積極的、前向きの姿勢、もっと極端には強気の姿勢は、マネジメントのあるべき姿として教えられてきた。僕もトレーニングを受けたし、経営学でも学んだし、現場のマーケティングでもその姿勢を維持してきた。この方が、会社の先輩たちから評価されるし、社会的にも好感を持ってもらえる。
逆に慎重論を唱えたり、決断に時間がかかったりすると、不適任の烙印を押されかねない環境が存在する。だから一旦決めると、「やるぞ!」という姿勢で、いや前提で、邁進することになるのだろうか。
一旦走り出せば、マイナス要因は切り捨てられたり無視されることになる。推進の中枢を担う機能が、蛮勇をふるって暴走しかねない。そんなケースをいくつも見てきた。結果は失敗するものもあり、成功するものもある。周りが無関心や無知だと、成功する方が圧倒的に多い。だから、満場一致の結論は出せず、大きな声が勝つ。
何が言いたいんじゃ。組織の中にいる無口な人たちは、その間不安を感じていないのだろうか?ファイナンスやストラテジーは、もちろん最重要項目かもしれない。しかし、クオリティやコンプライアンスやスレッドも、事前に調査済みのはずではないか?無関心や無知を装ってはいけないと感じた。
そして、「調査が甘かったのなら、今後その機能強化は必要だろう」と、これらのニュースから感じた次第である。
そこでGMPに戻って、監査手法の向上、監査員のスキルアップに関する情報発信を再度考えたいと思った。実はこのあたりはニーズが薄れている。しかし、大切な意思決定につながる機能を人に依存しているため、人事異動がある限り永遠の課題である。今、何かできることはないかと、古い文献を繙きつつある…