Warning letter #320-13-18
5/28/13 Hospira Healthcare India Pvt. Ltd.
■2013/06/04 ホームページ掲載
web site http://www.fda.gov/ICECI/EnforcementActions/WarningLetters/2013/ucm355131.htm
WL#:320-13-18
Date:May 28, 2013
Company:Hospira
Office:CDER
インドの子会社の査察で、イリノイ州の本社CEOに発信されました。
◆ 無菌製剤(海外:インドの会社、Warning letterはイリノイ州の本社)
2012年10月3~10日の査察。
回答日不明のあと、2013年1月29日に追加回答
CGMP違反2項目 1. Your firm failed to establish and follow appropriate written procedures that are designed to prevent microbiological contamination of drug products purporting to be sterile, and that include validation of all aseptic and sterilization processes (21 CFR 211.113(b)).
For example:
指摘内容:a. 使用前に表面を消毒していない。○○バイアル搬送ベルトをHEPA区域外から運んでいる作業員を観た。消毒せずにラインに再度取り付けていた。 b. 無菌製造の介入は無菌製剤をコンタミから保護するように実施されていない。作業員は未打栓のバイアルの上に達する介入を行ったが、バイアルは取出されず、ラインクリアランスは実施されなかった。 c. 一方向流を証明するため、また日常的な無菌介入(浮き上がった栓の除去、栓の再装填、自動重量チェッカーで浮き上がったバイアルの除去)に対する製品の無菌性へのリスクを評価するための、空気流の調査(スモークテストなど)を行っていなかった。 d. メディアフィルのバッチ記録は次の272バイアルを培養しなかった根拠を記述していない。 e. 無菌製剤の製造に使用するグローブは、適切な保証なしに使われていた。査察官が使用されたグローブをチェックしたところ、グローブの箱は個別の包装と同様に大きく損傷していた。箱の一つには「非無菌手術用グローブ」と表示された個別包装のグローブが入っていた。管理者はこのグローブを無菌製造場所で使用前に滅菌されていないと伝えた。 f. 回答のなかで提示された改訂SOP「損傷容器の取り扱い」は、隔離保管の消耗品をどのように取り扱うか示していないので不適切である。((“..)φ;回答はみなさんが思っているより詳細に具体的に必要ですので、取りこぼしのないように注意しましょう。)
FDAが期待する対応:b. この種の介入は開口したバイアルをコンタミさせる可能性がある。また、滅菌済み装置、表面、製品を保護するための一方向流に影響を与える可能性がある。 c. 貴社の回答は、現在これらのシミュレートを実施していると述べているが、その文書も証拠も提示していない。このレターへの回答に、空気流調査のビデオ・DVDのコピーを提出しなさい。 d. 管理者は除去したバイアルは十中八九不完全と思われたからと答えているが、それを支持する記録がない。メディアフィルの収支照合は除去されたバイアルの完全な説明を含めなければならない。 e. 貴社の環境逸脱調査または品質の監視は、無菌性が疑われるグローブの使用に関する可能性を明らかにしていなかった。
2. Your firm failed to have facilities used in the manufacture, process, packaging and holding of a drug product of appropriate construction to facilitate cleaning, maintenance, and proper operations (21 CFR 211.42(a)).
指摘内容:a. FDA査察官は、クラス100000の「回遊廊下」とクラス100の「原料受取区域」の間に1 cm x 0.5 cm程度の穴を二つ観察した。 b. バイアル充てん打栓場所への入退出ドアは入退出時に空気流を乱して、無菌充填区域を保護するようには設計されていなかった。気流を乱さないようなドアの操作を管理する機能もない。 c. 空気は回遊廊下から原料受取区域(隣が無菌充填区域)に流れていた。穴が観察された回遊廊下は、非分類区域である。