Warning letter #320-13-21(1) 査察妨害行為(delay)

■2013/07/23 ホームページ掲載
web site: http://www.fda.gov/ICECI/EnforcementActions/WarningLetters/2013/ucm361928.htm

WL#:320-13-21
Date:July 18, 2013
Company:Wockhardt Limited
Office:CDER

◆ 錠剤(海外:インドの会社)
2013年3月18~22日の査察。
2013年4月9日付で回答受理。
CGMP違反6項目

1. Your firm repeatedly delayed, denied, limited an inspection or refused to permit the FDA inspection. Examples are as follows:

指摘内容:妨害行為 a. 査察官が廃棄場所で破かれた生データの記録を見つけて、レビューのためにその生データを持って来るようQAの職員に言った。この職員は約20枚の記録を提出したが、廃棄場所で見つけた生データは含まれてなかった。査察官は「廃棄場所で見つけた記録は他にないか」と3回聞いたが、QA職員は毎回「これが全てだ」と答えた。その後査察官は廃棄場所に再度訪れて、その生データが取り除かれて、違う場所の袋の中にあるのを見つけた。これらのデータは、抗菌効果の試験シートの生データ、●の製造指図書原本、装置の校正記録、安定性プロトコルのデータが含まれていた。あるものは提出したが、FDA査察官がリクエストしたもの全てではなかったので、査察官の記録のレビューを制限した。FDA査察官をリクエストした文書から遠ざけたので、そして査察官が敗れた記録をつないで調査することを妨げたため、貴社は査察を遅らせた。

(“..)φ:普通に見れば、「全ての提出を求められたが、故意に仕分けして一部の記録を提出しなかった」場面です。これによって調査が遅れたら、査察妨害行為ということになるんですね。