品質文化について

昨日のサロンで品質文化の醸成のポイントは何か、みたいな話題がありました。スライドをお見せして、こんなところがポイントかなということを紹介したかったのですが、スライドを見つけることができず、口頭でお話しました。

その結果、頭に浮かんだことを取りとめもなく話して終わってしまいました。そこで、サロンのメンバーの方の整理のために、昨日紹介できなかったスライドをここで紹介します。スライドは、昨日お見せしたかった12枚だけ抜粋しました(URLからダウンロードしてください)。

https://ncogmp.com/gmp/wp-content/uploads/2023/05/culture-of-quality-selected-slides-20230525.pdf

正直、私は品質文化の醸成に関してはあまり興味を持っていません。これからもあまり触れるつもりはありません。品質文化は企業文化の一部なので、外野が言うことではないと思っているからです。

製薬業界で品質文化が話題になり始めたのは一昔前のことです。その時からずっと、品質文化は企業文化の土台(土壌)があって、そこで芽を出し、成長して、花開くものだと思っています。やせた土壌ではうまく育ちません。土壌そのものを肥沃にする必要があるでしょう。すなわち、チェンジリーダーを必要としています。

品質文化の醸成に本当に注力したら、きれいな花が咲くかもしれません。でも、根っこのない切り花に興味はないな、というのかな…そんな心境なので、あまり品質文化を語る気にはならないのです。

その気持ちとはうらはらに、GMPの世界にいる限り必要な知識または教養なので、品質文化の醸成とは何かということは一昔前に一通り勉強しました。

業界をあげて品質文化が提唱されている現在、私が学んだ品質文化は異質になっているかもしれません。そのときはサロンの皆様のご批判をいただきたいと思っています。

https://ncogmp.com/gmp/wp-content/uploads/2023/05/culture-of-quality-selected-slides-20230525.pdf