FDA Warning Letter(320-19-42):API(中国):安定性試験;OOS試験結果の調査

今回の対象会社は、中国のAPI製造施設です。このWarning letterは、FDAのホームページへの掲載が今週でしたが、発行されたのは前年度です。

指摘は、1)安定性試験; 2)OOS試験結果の調査に関する2項目です。

 

ホームページアップデート日: 2019年10月22日

WL#: 320-19-42

日付: 09/10/2019
発行オフィス: CDER
対象会社: Jiangsu NHWA Pharmaceutical Co., Ltd.(中国)
対象品: API
査察期間:2019年4月1日~5日
回答受理日:2019年4月26日付
GMP違反:2項目
掲載サイト: https://www.fda.gov/inspections-compliance-enforcement-and-criminal-investigations/warning-letters/jiangsu-nhwa-pharmaceutical-co-ltd-582511-09102019

 

<指摘事項の解説>

1.この会社はサンプリング計画と試験手順が科学的に適切であり、APIの品質と純度の標準に適合することを保証していませんでした。

複数の局方(USP)APIが米国に輸入され、調剤薬局に供給されていました。 APIの有効期限をサポートするために使用した安定性プロトコルは、中国薬局方の方法でした。 この方法は、現在のUSP 42の方法と同等またはそれ以上であることを証明していません。 FDAは、中国薬局方と米国薬局方を比較したところ、規格と試験方法に違いが見られました。

 

2.OOS試験結果の適切な調査と是正処置を行いませんでした。

あるAPIのバッチから異物が検出され、出荷判定試験に不合格となりました。 この調査で、異物の根本原因と発生源を特定できませんでした。

さらに、あるAPIのバッチは異物が検出されて、返品されているようです。(..)φ:上記と同じバッチかどうかは、伏せ字の原文からは判断できません。