GMPを勉強しよう(深堀りGMP3)
解釈の道具は揃いました。あとは、どのように読んでいくかが課題です。
努力次第と書きましたが、「GMPの勉強のしかた」というのは、教わる場所がないように思います。勉強のしかたを教えることができる人は大勢いますが、大変なので誰もそこまでしません。
ちょっと考えただけでも、効率的ではないことがわかりますよね。「勉強のしかた」に唯一解はないし、大汗書いてそれなりの手法をまとめてみても、聞いてくれる相手は1人、2人です。GMPを勉強したいという需要もありません。教えたくても教えられないってことですかね。
GMPの解釈は一部の学究者のドメインになっていて、熱心な人たちの個人的な努力に頼っているのが現状、典型的な姿のように思うのです。努力次第かなというのは、このことです。
GMP要件の解釈に関する勉強のしかたは、人それぞれ個性にあった方法があると思います。試行錯誤して、自分のやりやすい効果的な方法を見つけてください。ですから「勉強のしかた」に関する一義的な提案はしません。
私がすることは、私なりの解釈のコツを「GMP省令」に応用していくことです。自分流の「GMP要件の解釈のプロセス」を綴っていきます。そのプロセスがマッチングするようでしたら、続けて読んでみてください。つたない随想ですが勉強のコツを身につけるための一助になることを願っています。
このブログを通じて提案したいのは、クリティカルリーディング(批判的読書)と手間をかけて調べて疑問を残さないということです。そして、新たな知識を重ねていくうちに、今までの解釈(記憶、解釈、条件、適用範囲など)が誤っていたと気づいたら、直ぐに訂正することです。
また、個人的にはGMP要件の解釈の障害になることを排除しています。すなわち、無駄なプライドを捨てること、自分の記憶力や読解力を過信しないことを心がけています。