USP<61&62>はUSP<1117>に優先しますよね。

今朝、微生物フォーラムのメーリングリストを眺めていたら、こんなディスカッションがありました。

USP<1117>には「自家製の培地が適切に調製されて、バリデートされた滅菌法で滅菌された場合、培地性能試験は粉末培地の各入荷ロットに限定してもよい」と書かれています。これを利用すれば、自家製培地のバッチ毎に、すなわちオートクレーブ毎に行わなくてよいので、かなり効率的だというディスカッションでした。

これは良い考えですが、(要件と技術の両面で)リスクがありますよね。

この質問に対して、USP<61&62>では各バッチ毎にやりなさいとなっているので、そのほうがいいですよと回答しています。

僕もそのとおりだと思います。

USP<1117>は、いわば参考情報です。一方、USP<61&62>は、"mandate"即ち要件です。後者を優先するほうが安全ですね。今のところ。