GMPを勉強しよう−25−QRM-ハザードリストの作成
僕はリスクマネジメントの勉強をしていて、「リスクアセスメントは『ハザードリスト』の作成が一番大切」であることを学んだ。これを知るまでに、何百時間も時間を使った。その時間は、自分では無駄だと思っていない。知識の裾野が広がったのでよしとしている。
しかし、皆さんにはより短時間で品質リスクマネジメントをものにしてほしい。だから、強調したい。リスクアセスメントは「ハザードリスト」の作成が一番大切だ。
そこで、今回はハザードリストの作成手順について載せたいと思う。まだ「品質リスクマネジメントプロセスの開始」の段階の手順で、なかなかリスク特定に入れなくてm(__)m ハザードリストは、リスク特定開始の時に作成してもいいが、日常業務の中で行うリスクアセスメントにそのような余裕はないと思う。できれば、時間をとれる時に、またはその時間をあえてとって、作成してほしい。
僕の書いた手順は、スライドをクリックすると少し大きくなるので、それを見てください。
手順を作成するポイントを以下の通り。このようなフローを作って、自社のやり方に合った手順の肉付けをしてみましょう。
1.ターゲットごとの情報収集
2.情報源の例示
3.背景情報と危害や影響関連の情報
4.データの仮定や不確かさの決定
5.ハザード抽出(BS)
6.ハザードリストの作成
7.ハザードリストの継続的な更新
8.ハザード特定チェックシート
ではまた!