べリフィケーションとクオリフィケーション<その1>

訳が分からないですよね。

年寄り(失礼)で過去の経緯を知っている人は、区別がつきますが、若い方は「??」となりますね。会社で常用していて感覚的には分かるし、今更あらためて「何ですか?」って聞けない気持ち、分かります。

私にもたくさん経験があります。若い時は、見栄やプライドのせいで、ずいぶん損をしました。

会社でよく使うが、新入社員(パートさんも含めて)の方には学ぶ機会がない言葉は、困りますよね。GMP教育訓練の最初に教えるべき言葉だと思います。

また、上司は部下が尋ねる機会を失っていることを察して、能動的に「~の意味、説明しようか?」って言ってあげるといいなと思います。たぶん、自分も昔同じように困ったことがあると思いますので。

このブログは「前置き」のブログです。用語の意味、と言うより使う場面など感覚的な説明、は次回にします。

首記の用語に追加してバリデーションも比較するとわかりやすくなりますので、追加しますね。

・バリデーション(validation)
・ベリフィケーション(verification)
・クオリフィケーション(qualification)

バリデーションマスタープラン(サイトバリデーションマスタープラン、○○バリデーションプロジェクトプラン、バリデーション手順書)に出てくる言葉ですね。

また、なぜコンピュータシステムはクオリフィケーションをバリデーションと呼んでいるのかも知りたくないですか。結構単純な話なのですが…。

EU GMPで使用していた装置のバリデーションという用語は、最近やっと装置のクオリフィケーションに変更されました。こんな背景も、経緯を知らない若い方々には解釈を惑わせる種になっていると思います。

GMP解釈のルールその1「用語の意味を知ること」
→用語がわからないと、GMPの解釈はできない。