Warning letter(320-19-27):API(インド):逸脱調査;装置のメンテナンス

投稿者: | 2019年7月17日

FDAのWarning letterが掲載されました。今回の対象会社は、インドのAPI製造施設です。その他に米国のOTCメーカーとインドの製剤メーカーにWarning letterが発行されました。


OTCメーカーのWarning letter(CMS 569167)
https://www.fda.gov/inspections-compliance-enforcement-and-criminal-investigations/warning-letters/ecometics-inc-569167-04162019

指摘は、1)機器の洗浄; 2)微生物試験; 3)水システム; 4)安定性試験に関する4項目です。


製剤メーカーのWarning letter(320-19-28)
https://www.fda.gov/inspections-compliance-enforcement-and-criminal-investigations/warning-letters/strides-pharma-science-limited-576722-07012019

指摘は、1)品質部門; 2)OOS調査に関する2項目です。データインテグリティの問題の指摘を受けています。


 

さて、インドのAPI製造施設のWarning letterですが:

指摘は、1)逸脱調査; 2)装置のメンテナンスに関する2項目です。コンタミした回収溶剤を使用して製造したため、APIがコンタミしました。さらに、変更申請の報告についてパート314の指摘を受けています。

WL#: 320-19-27
日付: June 20, 2019
発行オフィス: CDER
対象会社: Aurobindo Pharma Limited
対象品: API
査察期間:2019年2月4日~9日
回答受理日:2019年3月4日付
GMP違反:2項目
掲載サイト:

https://www.fda.gov/inspections-compliance-enforcement-and-criminal-investigations/warning-letters/aurobindo-pharma-limited-577033-06202019

<指摘事項の解説>

1.逸脱や失敗に関連する他のバッチに対する拡大調査をしませんでした。

APIの不純物の根本原因に関するこの会社の調査は、不完全でした。初回の調査で、APIの製造に用いる合成メカニズムは、不純物を生成する可能性がないと評価しました。この評価には、主要な出発原料やその他のマテリアル、溶剤の可能性に関する評価をしていませんでした。

この会社は、欧州医薬品品質管理局(EDQM)からAPIが○○を含んでいることを知らされた後で、他のバッチを試験して、不純物が許容限度を超えていることを確認しました〔正確には決定〕。そして、これらのバッチを回収しています。

原因は、○○から供給された回収溶剤のコンタミでした。それを使用したことと、洗浄手順が不適切だったことです。

しかし、契約業者の適切な品質監督を保証するための是正措置を特定してなかったため、回答は不適切であると判断されました。

 

2.装置のAPIとの接触表面が、APIの品質に影響しないことを保証していませんでした〔接触表面が変色していた〕。

FDA査察官は、装置のメンテナンスの程度が悪いことを観察しました。錆が現れていました。しかし、この会社は他の装置に対して十分な調査を行いませんでした。

洗浄後に内部が乾燥したことをチェックしていなかったようです。そのため、湿気で内部が変色したものと思われます。

21 CFR 314.97(a)および314.70(c)(6)(i)の指摘については、USPの規格を超える不純物レベルをFDAに報告しなかったことです。

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