今週は遠隔ウェビナーで2箇所の研修講師を務めました

今週は研修講師として、ZOOMで2箇所に登壇しました。90分枠の講義を2つと60分枠の講義を2つです。一方はやや高度な内容で、主に応用的な講義でした。もう一方は初学者向けに用語の説明をしながら行うような講義でした。

この頃は、1つのテーマで話さなければならない情報量が増えてきました。私にとっては、そして業界の人にとっても、嬉しくないことですが、CGMP、PIC/S GMP、ICH Q7、省令で要件が微妙に異なります。それを説明しなければなりません。特にCGMPに特化しているとか、領域が決まっている講義ならよいのですが、一般的にGMPの講義となると蛸の手だか足だかのように四方八方に触れていかなければなりません。その結果、1スライドにかける時間が少なくなってきました。

私の講義スタイルはWhyから入るので話す内容が多く、1スライドにかける時間は表紙も含めて平均3分でした。ところが、この頃は平均して2分強、中には1.4分みたいなこともあります。身についた自分のリズムで講義を進められないことが増えてきました。そのため、3年ほど前からトレーナーマニュアルを作成して、おおよそ話す内容、特に外してはいけない内容と時間的なスケジュールをまとめています。

そのマニュアルをコピーして、講義時間中に(聞いてくださる皆さんには失礼に当たるのですが)、何回か進行状況を確認しています。講師として恥ずかしいふるまいなのですが、時間内に終わらないともっと恥ずかしいですし、内容を端折ってしまうと失礼に当たります。なので、恥を忍んで時間割を見ながら微調整をしています。

この微調整が結構神経を使うので、講義が終了した後は、本当に"exhausted"という言葉どおりのガス切れに襲われます。今の時期は冷たいビールでエネルギーを補給しています。

なんか文章が変な方向に向かっているので、ここらで擱筆。…トレーナーマニュアル作るの面倒ですが、役立ちますよ。